2014年アカデミー賞では最多の10部門に
ノミネートされた映画【ゼロ・グラビティ】
ロシアの人工衛星が大破し、その破片が宇宙ゴミとなり
サンドラ・ブロック搭乗の宇宙船が破壊され、宇宙空間に
投げ出されてしまった、宇宙飛行士達の極限状況を
描いたSF映画。
映画の面白さは見ていただくとして
ここでの話題は”宇宙ゴミ”
宇宙ゴミは他のゴミと衝突すると
更に宇宙ゴミとなって拡散するという。
宇宙ゴミの速度は銃のスピードより早く
秒速7キロ10キロ位で飛んでいる。
では一体どのくらいの数の宇宙ゴミがあるのだろうか?
10cm以上の大きいものだと数十万個
1m位を含めるとと1億個と言われている。
この「宇宙ゴミ」が
打ち上げたロケットに衝突する危険が深刻化していて。
地球に落下する危険も高まるわけです。
今回、JAXAが日本の魚の網メーカーと共同で
宇宙ゴミ除去装置を開発しているとのこと。
但し網メーカーだから漁網のように
一網打尽にするイメージがあるが、ぜんぜん違う。
磁力で高度を下げ、大気圏に近づけて燃やしてしまう。
1年に1個の処理能力なので、なんとも気の長い計画である。
宇宙ゴミは打ち上げた国の所有物なので
他の国が勝手にできないらしい。
以下の図は宇宙ゴミの状況を端的に表しています。
東京新聞:増え続ける宇宙ごみより引用させていただきました。
それにしても地球上のゴミだけでも大変なのに
宇宙のゴミまで心配しなければならないなんて!
月資源の利権争いの話題もあったが
ゴミになったらどうしようか迄は、考えていないんだろうね。
原発問題も事故が起きて初めて
安全問題や再稼働問題も含めて
最終処分場問題をどうするかが話題になっている。
その先は将来技術が進んでから考える。
この問題と大差ないような気がする。